地域の課題をビジネスで解決する「ビジネスアイデア」を持った高校生と地域おこし協力隊たちと、その事業を応援したい地元企業とのマッチングを行うビジネスコンテスト型のイベント「IZU CHALLENGER AWARD」が、静岡県伊豆の国市で開催されました。今回はビジネスアイデアを発表したチャレンジャーのみなさんをご紹介し、イベント当日の様子を振り返っていこうと思います。
1 いよいよいイベントが開催!~オープニング~
今回司会進行を務める小林テレビ 渡部 智史(わにょ)さんと、 下田市観光協会 鈴木 真樹さんが登場し、イベントを最後まで盛り上げました。
(写真)左:鈴木さん、右:わにょさん
続いて、優秀賞を決める審査員の登場です。
<審査員>
①静岡銀行常務執行役員 大橋 弘審査員長
②三島信用金庫・常務理事 髙嶋 正芳
③ マックスバリュー東海(株)・営業サポート本部マネージャー 山田文香
④東急株式会社・次世代インフラ担当課長 森田 創
⑤レオス・キャピタルワークス(株)・代表取締役社長 藤野 英人
審査員登場後、高校生が今回のイベントに向け開発した、伊豆の食材を使用した食品を紹介。実は今回のイベント会場の外で「マルシェ」という形で来場者に振る舞われる予定でしたが、コロナウイルス予防のため実施を断念。動画にて、商品開発や、ビジネススキルを学ぶセミナーを受けた様子を紹介しました。
セミナーを受けた高校生たち
2 伊豆をもっと良い町に!チャレンジャーによるプレゼンテーション!
「地域をよくする斬新なビジネスアイデアがほしい」と地元高校生と地域おこし協力隊に募集をかけた今回のイベント。約80名の応募の中から7組のチャレンジャーが選出され、ビジネスプランを発表しました。年齢も事業内容も異なる7組ですが、「伊豆をもっといい町にしたい」という想いは同じです。コロナウイルス対策の影響で、急遽観客なしの開催になりましたが、そんなハプニングを吹き飛ばすほどの素晴らしいチャレンジャーによるプレゼンテーションでした。
<今回出場したチャレンジャー>
3 ついに優秀賞が決定!~結果発表~
すべての発表が終了しIZU CHALLENGER AWARDの優秀賞が発表されました。
◼︎高校生の部 優秀賞
「ふぁ〜みんず」の皆さん
修善寺の黒米と潮カツオを使った、伊豆のおいしさを一杯で味わえるお茶漬けメニューを提案しました。
学校も学年も違う3名のメンバーが『農家さんと沼津の作物の良さを伝えたい!』という同じ想いのもとに集結したこのチーム。
このジャパンチャレンジャープロジェクトのセミナーで初めて出会い、最初は別々のプランを考えていましたが、共通点を見つけてから仲間として共にメニュー開発に取り組んできました。
最終的には自分たちでお店を持つことを目標に、地元マルシェや営業時間外のカフェなどで実績を作る予定です。
◼︎地域おこし協力隊の部 優秀賞
篠沢亜美さん
事情によりVTRによる出演&自宅からビデオ電話を繋いでの出場となった篠沢さん。
フィリピンと日本のハーフである自分のルーツや、親戚のいる伊豆とのこれまでの繋がり、そして日本に留学してから映像関係を学んできた知見を活かして、『伊豆の豊かな自然や歴史的建造物などを舞台にしたフィルムツーリズム』をテーマに提案しました。
◼︎実行委員特別賞
須田萌子さん
東京ドームシティて行われたコスプレイベントをきっかけに自分の地元とコスプレ文化が結びつき、伊豆を元気にできるチャンスとしての「コスプレ」を発案した須田さん。
今は観光資源として活用しきれていないけれど、景色や風情かフォトスポットとしてぴったりな庭園や建造物を例に挙げ、洋装・和装どちらも楽しめる新たな若者たちの拠点を提案しました。
既にコスプレを楽しんでいる同級生も呼んで、華やかな発表となりました。
本来は大ホール外の広場で、伊豆の高校生たちがマルシェを開いているはずだったため、コロナウイルスの影響で若者の声が響かなくなってしまったことは心が痛みましたが、それでもパワフルで可能性に溢れたプランが集結したアワードとなりました。
ご協力頂きました皆様、本当に有難うございました!
そして、受賞されたみなさんおめでとうございます。発表が終わり、ほっと安堵のチャレンジャーのみなさん、今回発表されたプランを今後どのように展開していってくれるのでしょうか。伊豆のこれからが楽しみですね。伊豆の街がもっとよくなっていくよう、私達も応援したいと思います。